シンスプリントは、すねの中央から下にかけて疼痛が生じる障害です。ランニングやジャンプを過度に行った場合に発症しやすい障害です。急激な運動量の増加が一番悪い影響を与えますので、注意するようにしましょう。

膝の皿の下にある脛骨結節と呼ばれる骨が徐々に突き出し痛みが生じる障害で、腫れたり熱を持ったりすることもあります。痛みが出ても安静にしていると痛みがなくなる場合が多いですが、スポーツを再開すると痛みも再発します。小中学生に発生しやすい一過性の障害です。

肉離れは、スポーツ中などに筋肉が強く収縮し断裂してしまう障害です。急なダッシュやジャンプなどで、ふくらはぎや太ももの裏の筋肉に急激な負荷がかかることで起こることが多いです。運動する前は、ストレッチなどの準備運動を行い筋肉を柔らかい状態にしておくようにしましょう。

前十字靭帯とは、膝関節の中にある靭帯で膝の安定に重要な役割を担っています。損傷を放置することで将来的に半月板損傷や軟骨損傷を引き起こす可能性が指摘されています。
ジャンプやジャンプからの着地、急な方向転換、ストップ動作などスポーツで大きな力が膝に加わった時に発症します。

テニスでバックハンドストロークを繰り返し行っていると、肘に痛みが生じることがあり、これがテニス肘と言われています。テニス以外にも手首をよく使うゴルフや、腕に負担がかかる作業で発症します。ボールを打つ時の衝撃が手首から肘に伝わり、炎症や痛みが発症するといわれています。