骨粗しょう症とは
骨の密度が低下し
骨折しやすくなる
病気です
骨粗しょう症とは、骨の密度が低下して骨折しやすくなる骨の病気のことです。
原因には、加齢や生活習慣、喫煙、ホルモンバランスの変化などがあります。特に加齢による骨の密度の低下は誰にでも起こりえます。
高齢になり背中が曲がることは仕方ないことだと考えている方はとても多いですが、骨粗しょう症による背中の曲がりは、治療や予防をしっかり行うことでコントロールできます。
気になる方は早めに診断を行いましょう。
- 前より身長が低くなった気がする
- 背中や腰が曲がってきた
- 背中や腰に痛みを感じる
- 手足の関節が痛む
骨粗しょう症セルフチェック
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Q1
牛乳、乳製品をあまりとらない。
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Q2
小魚、豆腐をあまりとらない。
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Q3
たばこをよく吸う。
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Q4
お酒はよく飲む方だ。
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Q5
天気のいい日でも、あまり外に出ない。
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Q6
身体を動かすことが少ない。
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Q7
最近、背が縮んだような気がする
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Q8
最近、背中が丸くなり、腰が曲がってきた気がする。
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Q9
ちょっとしたことで骨折した。
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Q10
体格はどちらかと言えば細身だ。
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Q11
家族に「骨粗しょう症」と診断された人がいる。
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Q12
糖尿病や、消化管の手術を受けたことがある。
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Q13
(女性)閉経を迎えた。 (男性)70歳以上である。
- 2つ以上当てはまる項目がある方は骨粗しょう症への注意が必要です!
- 3つ以上当てはまる項目がある方は骨粗しょう症の疑いがあります!
骨粗しょう症の治療方法
薬物療法
骨粗しょう症は薬の服用による治療が中心となります。カルシウムやビタミンなど骨の栄養素や、骨吸収を抑える薬、副甲状腺ホルモン剤のような骨形成を促進する薬など、多くの薬があり、患者様の骨の状態によって適切な薬を選んでいます。
運動療法
骨は運動などによる適度な負荷がかからなければ次第に脆くなってしまいます。そのため骨粗しょう症治療においても、適度な運動をすることが大切になります。散歩やジョギングといった無理のない範囲での運動を日常生活の中に取り入れて改善していきましょう。
食事療法
丈夫な骨を作る為に欠かせない栄養素がカルシウムです。カルシウムが不足してしまうと骨粗しょう症の進行へと繋がります。乳製品や小魚、大豆といったカルシウムを多く含む食品や、カルシウムを吸収しやすくするビタミンDを積極的に摂取するようにしましょう。1日当たり700~800mgのカルシウムを摂取することが推奨されています。