子どもの整形外科
お子さまのケガもお気軽に
ご相談ください
子どもの整形外科は、小児の運動器で生じた障害や疾患を対象としています。
子どもには特有の病気やケガがあり、成人と異なり発育や成長と言った点も踏まえた診断・治療を行うことが大切です。
成長を妨げず、後遺症なども残らないように対応いたします。またケガの治療だけではなく、ケガをしにくい体づくりやフォームの矯正、スポーツ復帰へのリハビリも積極的に行います。
- 子どもが骨折をした
- 子どもが捻挫などケガをした
- 子どものO脚・X脚を改善したい
- スポーツで繰り返す痛みがある
- 足を動かした時にポキポキと音が鳴る
- 原因がよくわからない痛みを
訴えている
子どもに多い疾患
脱臼
子供の手を急に強く引っ張っぱる、固定されている物を掴んだまま急に動いて腕が引っ張られた場合など、肘の関節がズレてしまった状態です。1歳から3歳の幼児に多く起こります。
脱臼は腫れがあったり無理に腕を動かそうとしない限り痛みは伴いませんので、落ち着いて受診しましょう。
オスグッド
膝の皿の下にある脛骨結節と呼ばれる骨が徐々に突き出し痛みが生じる障害で、腫れたり熱を持ったりすることもあります。痛みが出ても安静にしていると痛みがなくなる場合が多いですが、スポーツを再開すると痛みも再発します。小中学生に発生しやすい一過性の障害です。
スポーツを行う前にしっかり準備運動を行うことで予防しましょう。
先天性の疾患について
先天性筋性斜頸
先天性筋性斜頸とは、出生時に首の筋損傷が原因で起こるとされる疾患です。
生後1週間くらいに首の片側に小さいこぶができるようになり、成長と共にだんだん大きくなっていくことで、首がこぶの方に曲がるようになります。
多くの場合は、生後1年以内に自然治癒しますので治療は必要ありませんが、長期間残ると反対側に首を動かしにくくなったり、顔が変形するようになるので注意が必要です。
1歳を過ぎても自然治癒しない場合は、手術療法を行います。
先天性股関節脱臼
先天性股関節脱臼とは、腕を引っ張ったりなどの原因がないのに赤ちゃんの股関節が外れている状態のことです。
遺伝的な要因も考えられますが、出生前の子宮内での股関節の異常肢位や逆子での出産、不適切なおむつの着け方で生じることがあります。
また、関節を伸ばしたまま抱くことで起こることもあります。
女児が圧倒的に多く、足を動かした時に関節から音が鳴ったり、歩き始めが遅いような場合は、脱臼の疑いがありますので注意が必要です。
先天性内反足
先天性内反足とは、出生時から足首からつま先が内側に反っている疾患です。
原因はわかっていませんが、足の骨の配列に異常がみられることで発症していると言われています。
約半数の子どもが両足とも内反足で、片足のみ内反足の場合は2:1の割合で右側が多いと言われています。
何もせずに放置していると歩行が困難になることもありますので早期の診断・治療が大切です。