週末に院長、理学療法士で名古屋市立大学が主催する野球肘検診に参加してきました。
野球肘検診の最大の目的は、ずばり
⚾️肘の離断性骨軟骨炎(OCD)⚾️をみつけることです!
ところで離断性骨軟骨炎(以下OCD)って何でしょうか❓
簡単に言うと、野球少年の肘の軟骨や骨が剥がれてくる病気です😱
野球を一生懸命やっている小中学生に起こりやすいとされています。
この病気のやっかいなところは、2つです‼️
①初期症状が出にくいこと
初期には日常生活や野球中でも痛みを感じないことが多いです。
気付かない間に病状が進行し、肘の痛みでプレーに支障をきたすようになり発覚することも多いです。
②長期間の治療を要すること
程度にもよりますが、半年程度。難治化すると1年経過しても完治しないという報告も出ています。
初期段階では完治しやすいですが、進行段階では完治する可能性が低くなり手術を要する場合もあります。
治療は野球の休止含め肘への負荷を減らすことが大切で、本人および保護者の病気への理解が非常に重要となります。
つまり、選手生命を脅かしかねない病気と言えます‼️
野球肘検診で症状の出ていないOCDを発見することは非常に重要なんです⚾️
野球肘検診では上肢、体幹、下半身などの柔軟性や筋機能をチェックします。
それに応じたストレッチを指導しています。
今回、院長は身体所見と超音波(エコー) 検査を担当しました。
理学療法士は上肢の可動域測定、ストレッチの指導を担当しました。
超音波検査においてOCDの疑いでひっかかる子が数人いました。
早急に二次検診へ送り精査および治療を開始することになります。
OCDは早期発見、早期介入による予防及び治療が大切です。
痛みに悩む野球少年が少しでも減り、楽しく野球を続けることができるよう当院もサポートを続けていきたいと思います。
スポーツの痛みで悩む方は、守山整形外科を是非受診して下さい😄